WiMAXが繋がらない・圏外になる時の原因と対策方法
WiMAXをつかっていて、電波が繋がりにくい、圏外になるといった症状が発生することがあるかもしれません。
今回はその原因と解決方法をわかりやすく解説していきます。
Contents
エリア外、エリアギリギリの場所にいる
WiMAXを契約する際にWiMAXのエリアを確認されたかと思いますが、WiMAXの電波が入るエリアの外、もしくはそのギリギリの場所だと電波が入りません。
対策・解決方法
エリア内に移動する
これはスマホと同じように、電波の入るエリアで使うしか解決方法はありません。
電波を受信できるエリアを確認してみましょう。
WiMAXの電波が苦手なところにいる
スマホなどの回線(LTE)と違い、WiMAXは以下の場所が苦手です。
- 地下街や地下鉄
- 建物が入り組んでいて障害物がおおいところ
住宅街などでも障害物が多い場合、普通に2階建ての家でも起きる可能性があります。
対策・解決方法
ハイスピードプラスエリアモードに切り替える
WiMAXには電波が入りにくい場合に、auのスマホと同じ種類の回線をつかって電波を入りやすくするモード「ハイスピードプラスエリアモード」という便利なオプション機能があります。
このモードに切り替えた場合、auのスマホの電波が入るところであれば同じように使えるので、ほとんどの所で使用できるようになるかと思います。
ただし、このモードは使える容量や、オプション使用料がかかる場合があるので、切り替える前にハイスピードモードプラスエリアモードの特徴についてしっかり押さえておきましょう。
宅内アンテナの設置を検討する
「auひかり」や「フレッツ 光ネクスト」などに契約しているのであれば、自宅にWiMAXの電波を発する端末を無料で設置してもらうことができます。
自宅に限りですが、WiMAXの基地局自体を自宅に設置することになるので、快適にインターネットができるようになります。
設置が可能な契約回線を使っている方は、一度検討してみてください。
電波の入りやすいところに移動する
もしカンタンに場所を移動できるのであれば、
- 地下にいるなら地上にあがる
- 障害物が多い建物であれば、建物の外に移動する
など、WiMAXの電波が苦手な場所を避けて、電波が入りやすい場所に移動しましょう。
窓際など、なるべく障害物にあたりにくい場所にWiMAX端末を置くのも効果的です。
周りにたくさんWiFi通信機器がある
電波は入っているのに速度が遅いという場合は、WiFi接続で使っている帯域が混雑している可能性があります。
対策・解決方法
WiFi接続の周波数を変えてみる
通常であればWiMAX端末と接続機器同士の通信は2.4GHzを使用して通信を行っています。これを5GHzに変更する事ができます。
周波数 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
2.4GHz | ・壁や床などの障害物に強い ・電波が遠くまで届きやすい | 多くのWiFi機器がこの帯域を使用しているので、混雑して不安定になりやすい |
5.0GHz | ・壁や床などの障害物に弱い ・WiMAX端末と接続機器の距離が遠いと電波が弱くなる | ・非常に繋がりやすく安定している ・2.4GHzと比較して高速 |
障害物などに弱い帯域ですが、WiMAX端末と接続機器の距離が近いのであれば、これで改善できる可能性もあるので試してみましょう。
WiMAXの通信制限にひっかかっている
WiMAXは3日間の間に合計10GB以上使用した場合、通信制限がかかります。これは無制限プラン、7GBプラン問わず全てのプランで発生します。回線の混雑をさける為のつくられたWiMAXの仕様です。
対策・解決方法
解除されるまで待つ
解除されるまで待つしかありません。いま通信制限がかかっているのであれば次の日の朝方まで待ちましょう。
3日通して10GBは超えないように
WiMAXの端末に「いま3日間で何GB使ったか」が表示されるようになっています。
通信制限にひっかからない為にも、今後は、WiMAXは基本的に3日間つづけて10GB使わないようにしましょう。
ハイスピードプラスエリアモードの通信制限にひっかかっている
ハイスピードプラスエリアモードのままでWiMAXをつかっている場合、月間で7GB以上使用した場合、通信制限がかかります。
もしこのモードでたくさんネットを使用したのであれば、この通信制限にかかっている可能性があります。
対策・解決方法
解除されるまで待つ
この通信制限にかかってしまうと、WiMAXの無制限プランであっても、その月自体に制限がかかってしまいます。
こうなってしまうと次の月まで制限がかかったままとなってしまいます。
解除されるしか待つしかないので、次の月まで待ちましょう。
このモードは本当に使いたいときだけONにするように
ほとんどの場所で電波が入るようになる「ハイスピードプラスエリアモード」ですが、このモードの月間の最大容量は無制限プランであっても7GBまでです。
7GBプランを選んでいる方は、使用できる最大容量が同じなので気にする必要はありませんが、無制限プランの方でこの制限にかかってしまうとその月は悲惨なことになります。
今後は、無制限プランの方は本当に使いたいときだけONにするようにしましょう。
まとめ
容量あたりの価格がはるかに安いWiMAXですが、スマホの回線「LTE」と比べるとどうしても少し苦手な場所が多いです。
月間50GB以上使うような方で価格を抑えて使いたいのであれば、現在のところWiMAX一択ですが、もし
- WiMAXが苦手なような場所で使うことが多い
- 月に使う容量を、50GB以内に抑えられる
のであれば、WiMAXよりもスマホと同じ回線「LTE」を使っているモバイルWiFiに乗り換えたほうがあなたの使い方にあっています。
一度乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。
WiMAXの特徴をしっかりつかんで、快適にインターネットを楽しんでください。